二の腕が太くなるナースの仕事内容

ナースの仕事内容

私たちナースの仕事といえば、よく他の職業の人から「3Kなんじゃないの?」と言われがちです。
3Kというのは、きつい、きたない、危険の略です。

この他にも時々、厳しいや、帰れないのの「K」も加わって5Kだったりすることもあるんですけど。
でも「よくそんな大変な仕事できるよね」という目線で見られると、ちよっと違和感を覚えるときもあるんです。

まず「きつい」、これにはふたつの面の「きつい」イメージがあるんです。ひとつは、勤務が不規則そうだし、重労働なんじゃという肉体的なきつさ。そしてもうひとつは、生死に関わる仕事をしているというイメージの精神的なきつさ。

確かに、肉体的にはきついです。立ちっぱなしだし、患者さんの身体を支えたり動かしたりするのはかなりの重労働です。
ですから、べテランナースになると、たくましい二の腕が付いてきます。皆さんも、病院に行ったときにナースの腕をチェックしてみてください。

 

どんなに見た目が可憐なナースでも、みんな筋肉質のしっかりした腕をしているはずです。私も、どんどん太くなっていく自分の二の腕を見ながら、「ああ、私もべテランになっていくんだなあ」としみじみすることもしばしばあります。

でも、これは帰れない、というイメージにも言えることなんですけど、ナースってちやんと週休二日なんですよ。
ちよっとした気のゆるみが生死に直結している仕事だからこそ、逆にちゃんと休めるし、無茶な残業もないので、よくサラリーマンの話で、残業が月に数十時間500数十時間、休日出勤は当たり前、なんてエピソードを聞きますけど、ナースからしたらあり得ない状況です(いや、もしかしたら勤務条件が劣悪な病院だったらあるかもしれないんですけど、少なくとも、私のいた病院や知っているところはそうです)。

精神的なきつさに関しては、確かに生死に関わる現場にいる厳しさ、というのはあります。でもこれに関しては、後でまたゆっくりお話ししますけど、それよりも患者さんの家族と医師の間で板挟みになったり、師長(一般的に言う婦長のことです)や先輩から理不尽なことで怒られたり、ということの方が辛かったりするんですよね。そういう人間関係での悩みって、どんな仕事をしていてもあると思うんですよ。だから看護師だから辛い、という訳ではないんじゃないかな、と。

抵抗あるけど看護師の排泄物処理の爽快感

まあ患者さんの便や尿の処理だったり、血や膿や痰や、慣れない人から見たら「うわぁ!」と思うものを平然と処理していく姿を見たらそう思われるのは無理ないかもしれませんが、でもこれに関しては慣れです。私も実習生のときや、新人のときはちよっと抵抗ありましたから。でも、汚れた患部や身体をきれいにしてあげたときは、大体皆さん本当に気持ち良さそうな顔をされるんですよね。その表情を見ると「きれいになって本当に良かったね」とこちらも心の底から思えて、なんとも言えない爽快感があるんですよ。これはやっぱり、この仕事じやないと味わえないと思います。

危険な看護師の仕事

そして危険。これに関しては、そのナースがいる科によりけりかもしれません。正直、時々「危険」かもしれない、と思うことはあります。それは、例えば認知症や脳症の患者さんが暴れてしまったときです。私は今は循環器科にいるのでそういうことに出会うことはほとんど無いけれど、前にいた病院で神経内科に勤めていたときは高齢の方が多かったので、時々そういった現場に出くわすことがありました。もう、そうなったら大変です。

ナースや先生が総員で患者さんを押さえて、さながら修羅場になります。男性看護師が多い精神科や救命病棟が本当にうらやましく思えたものでした。余談ですけど、このふたつの科に関しては「カが強い男性が必要」っていうイメージがあるみたいで、病院側もわりと優先的に男性看護師を配属するんですよね。

でも、脳梗塞や脳卒中など、脳に関する病気も扱う神経内科も実はかなり男手が欲しい、と思うことが多いんだけど、それはなかなか分かってもらえないみたいで、これはちよっと辛いところです。

こうやって書くと、ナースの仕事ってやっぱり大変!って思われても無理はないかもしれませんね。でも、それ以上にメリットもやっぱりあるんですよ。私も含め、同僚のナースたちの一致した意見としてあるのは、

  1. 給料が高い。
  2. 休みが自由に取れる。

給料に関してちまた後で詳しく説明しますけど、20代までは同世代の男の子たちと比べても結構高い年収になるんですよね。これを一度知っちやうと、やっぱり生活レべルは落とせないよなぁ、って思ってしまいます。

そして休みに関しては、どうしてもローテーションで平日休みが多くなるけど、それでも月に1回は大抵土日に休めるし、事前に申請しておけば大体希望日に休めます。同僚と平日に旅行や買い物に、なんてのもへっちやら。これを一度経験しちゃうと、わざわざ混んでる土日に出かけるのがバカらしくなってくるので、私は平日休みの方がうれしいくらいです。

今回のナースの本音

ナースといえぱ「夜勤が多くて大変なんでしょ?」っていうイメージがあるかもしれないけど、皆さんが思うほど夜勤って多くないんですよ。私の場合、大体週に1日くらい。この夜勤に関してはまた後で詳しくお話ししますけど、夜勤明けで平日の昼間に思い切り朝寝坊できるっていうのも、密かな快感だったりするんです。この間同僚たちと話していて一致した意見ですが、
「たぶん私たち、もう9時~5時の仕事って無理だよね」

ラッシュの電車にもまれて、月曜日から金曜日まで毎日同じ時間に出勤するのは無理だよなぁ、と、お昼くらいに起きてワイドショーを見てると、ひしひしと感じるんですよね。

だからナースは、周りから言われるほど3Kではないし、逆にメリットを知っちやうと、なかなか辞めづらいそういう仕事なんです。

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